エンジニアとして働く苦労

エンジニアの需要は増加傾向にあり、今後も需要がなくなることはないでしょう。
そんな将来性の高いエンジニアにはたくさんの面白さがありますが、仕事をする上で苦労を感じることもたくさんあります。

中でも多くのエンジニアが挙げるのが納期の厳守です。エンジニアはクライアントから発注された内容に沿って作業をするのが基本となりますが、案件にはあらかじめ納期が決められています。プロとして決められた約束を守ることは当たり前とはいえ、作業の途中でトラブルやスケジュール変更が起こることは珍しくありません。万が一こうした問題が起きた時でも納期を延長することはできないため、間に合わせるために残業や休日出勤でカバーをする形になります。

肉体的な負担の大きさもこの仕事の苦労の一つです。1日を通して椅子に座ってパソコンで作業をしなくてはならないため、目の疲れはもちろん、腰や肩にも疲労が蓄積します。この仕事は、プログラムに必要なコードと呼ばれる小さな文字の羅列をチェックするので、特に視力への負担が大きいです。

前述したように、エンジニアはクライアントからの依頼内容に従って作業を行いますが、IT業界に関わる人の全てが専門職に理解があるとは限りません。時には仕事について理解をしていないクライアントが、スケジュールの影響も考えずに追加で作業を発注してくるケースもあります。専門性が高過ぎることで周囲の人達に理解されにくいのも、エンジニアならではの苦労です。